I'm sorry, mama./桐野夏生
いやー、
汚くて気持ち悪い話を書かせたら桐野夏生の右に出るものはいないね!
褒めてますよ!
今回は『I'm sorry, mama.』ですけれども、
娼館で産み落とされた両親不明のアイ子が母親を探しつつ
連続殺人を犯していくんですね。
全編を通し流れる気持ち悪い空気(最後までそうです)、
先の読めないラスト(ああ終わるとは……)、
登場人物も録な人いない!
でも最後まで目が離せないんですよね。不思議と……。
先に『東京島』を読んでたんですけど、
両方とも、いや~な気持ちになるのですが何故か嫌いじゃない、
この匙加減が素晴らしいと思います。
是非一読あれ。
- 作者: 桐野夏生
- 出版社/メーカー: 集英社
- 発売日: 2007/11/20
- メディア: 文庫
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