おりん書店

読んで良かった本をご紹介します。

書店ガール/碧野圭

書店っていいですよね。
我々愛書家にはまさにサンクチュアリ。
家と会社と書店の往復という方も少なくないでしょう!
今日の1冊『書店ガール』はそんな我々の第2のホーム、
書店を舞台にしたお話です。
ガールと呼ぶには微妙な女性書店員二人がメインの、書店を舞台にしたお仕事小説です。
本好きや書店好きなら面白く読めると思いますよ♪
例えば、本の並べ方。
「棚から5ミリくらい本が出ているのが理想だ。
そうすると、背が並んで綺麗に見えるし、
本の背の角のところに指をひっかけて取り出しやすいだろう?」
のくだりは書店の細かいこだわりを感じさせますね!

電子書籍に対しての台詞も秀逸!
「本屋はちゃんとお店があって、紙の本が並んで、
店員とお客様がいるからいいんだわ。
本屋は本のショールームだもの。
本屋で売っているのが、一番素敵に見えるのだもの。」
電子書籍は本ではない。データだ。
本とは別のものだ。」
電子書籍買ってたけどこれには頷くしかなかった……

本好きには良いのでは!
是非一読あれ。

書店ガール (PHP文芸文庫)

書店ガール (PHP文芸文庫)