おりん書店

読んで良かった本をご紹介します。

清須会議/三谷幸喜

こんにちは!

今回は、まもなく映画公開の『清須会議』のご紹介です。

三谷幸喜、正直今まであまりピンときた作品がなくて……

本作はどうなんだろうと思っていたのですが、楽しく読めました!

本能寺の変で信長亡き後、後継者を決める会議が清須会議でして。

後継者を巡るそれぞれの思惑や根回しなんかを描いた作品なんですね。

日本史上初めて戦ではなく話し合いで後継者が決められたそうですよ。

舞台がインドアなのがまず珍しいですよね!

本作の最大の特徴としては、登場人物のモノローグが全て現代語なこと!

秀吉が、『ぶっちゃけ』とか言っちゃうわけです!

時代小説はどーしても、クラシックな文体で描かれるわけですが、

現代語になってますので凄く人物に入り込めるんですね。

時代小説苦手な人こそ読んでみて欲しいですね。

シリーズ物として、信長も出してほしいー!

ノーマークだった映画版も観たくなりました。

是非一読あれ。

清須会議 (幻冬舎文庫)

清須会議 (幻冬舎文庫)